元、いじめられっ子として言わせてもらえば・・・

あのニュースの件、
いじめで自殺した人 
いじめぬいた人

この二者の中で
こっちが悪い!あっちが悪い!
とか、、、

二択やめませんか?って思います。

今回特にいじめた子に対する厳しい発言がメディアでは
飛び交っているようですが・・・

人間が
通常好ましいとされる行動と逆の行動をとるとき
その人の心の中の闇(=病み)がそうさせている、と
私は過去の経験(まだまだ短い人生ですけど)から、感じています。

死にたいと思うとき
自分を傷つけようと思うとき
だれかに暴力をふるうとき

人の心にはストレスがあふれかえり
激しい"悲しみ"・"つらさ"とともにあるものだと感じています。

心のケアは、両者に必要だったのだと思います。
加害した人をしかる
被害をうけた人をかばう
これだけでは加害はおさまらないと思うのです。

もちろん、
死を選ぶまで追いつめられた いじめられた側の子は言葉では表せないほど辛かったと思うし
その現状に怒りを覚える人がたくさんいるのはわかります。
私もただただ、言葉にならない痛みを感じています。

ただ、、、
ご家族など、当事者やその周りの方達が怒りを覚えるのは当然のことと思いますが、
それ以外の方達が報道内容を根拠に、加害者に対してひどい言葉を投げつけることは
「いじめの応酬」、いじめをいじめで返しているにすぎないと思います。

殴られたら殴り返せ!って主義の方なら、
それでいいじゃないか!これが正義だ!と思うかもしれませんが
私はそれが正解とは思えません。

もう一度言いますが
ケアは両者に必要だったのです。

加害者さんに自分がしたことをわかってもらう方法は「しかえし」ではないと思います。

加害者さんに望む結果も 死刑ではないと思います。

だれよりも、人の心の痛みがわかる人間になって、
亡くなった子を心に灯しながら生きることだと思います。 

そこには、適切な教育や
適切な気づかせ
加害者さん自身の心の傷の治癒が必要だと考えます。

それぞれが、それぞれの理論で生きている世の中。
まちがうには、それ相応の理由があったのです。
私はそう信じたいです。